米沢でのエピソード

ページ番号1000645  更新日 平成29年2月23日 印刷 

3度目の米沢入りをした平洲ですが、もはやそのときには平洲と鷹山は「藩主と賓師」といった枠組みをこえた、親友になっていました。
本来藩主というのは城で待つものでありますが、鷹山はわざわざ普門院の下の坂まで出向きまた平洲も高齢のため駕籠に乗ったまま行かなければならないのですが、普門院の手前5・600メートル前から歩き出し、13年ぶりの再会を果たしたのでした。両者とも地面に頭が付くほど深いお辞儀をし、鷹山が平洲の杖となり坂を上っていきました。
そのとき平洲は鷹山に「私の遺文集を出す人がいればあなたが序文を書いて下さい。」と言いました。鷹山はその願い通りに「櫻鳴館遺稿」の序文を書き、平洲の徳をたたえました。

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